私は妊婦時代検診に行った日は必ず裸でお腹の写真を夫に撮ってもらい自分のお腹の写真とエコー写真を一緒にアルバムに貼っていました。
子供は2人おりますが、2人ともそうしてアルバムに保存しています。
今はマタニティフォトをプロのカメラマンさんに素敵に撮ってもらえたりして私の時代にもあったら良かったのにと思います。

そしてそのアルバムの写真から3Dデータを作ってもらいました。
幸い色んな角度から写真を撮っていたのでかなりリアルにデータを作ることが出来ました。

そしていよいよプリント開始です。
足の方から順番に一層一層プリントされていきます。
3Dプリンターというのはなんて言えば良いのでしょうか?
陶芸をやられた事がある方は分かると思うのですが手びねりのような感じで、下から順番に細長く溶かされた材料が層になって積み上がっていく様なそんな感じなのです。

私は出来上がったそのお腹を見た時なんだか懐かしくなりました。
そしてあの頃の記憶が一瞬でよみがえりました。
お腹の張りやポコポコ動くお腹、こんなにお腹も胸も大きかったんだなぁーっと。

なんだか嬉しくて興奮気味に子供達にも見せました。
あなたがお腹にいた時のママのお腹だよ。
この中に入っていたんだよ、凄いでしょ?
子供達は「へーそうなんだ」とそっけない返事でしたが私はなんだかワクワクが止まりませんでした。
そしてここからマタニティフラワーアートの試作品をつくる事を決めました。