英国皇室のキャサリン妃がロイヤルウエディングで持たれたブーケは、スズラン、ナデシコ、ヒヤシンス、アイビー、ギンバイカの小ぶりなティアドロップブーケでした。
ブーケを小ぶりにする事で、アレクサンダー・マックイーンのドレスを引き立たせ、上半身の繊細な花模様のレースにとてもマッチしていました。

今回は同じ様なイメージで、スズラン、ホワイトスター、アジサイ、アイビーで製作しました。

切花のスズランは、ベストシーズンが4〜5月頃
それ以外は入手が困難で、市場にはなかなか出回りませんが、アーティフィシャルフラワーなら季節に関係なく使えます。
最近のアーティフィシャルフラワーは、かなりリアルに作られているので遠目で見たらわからない程です。
そして耐久性にも優れ、水落もしないのでロケーションフォトや前撮りなどにもおすすめです。
デメリットといえば香りがないことでしょうか。

スズランの花言葉は「再び幸せが訪れる」「純粋」「純潔」

可憐で、どこかつつましやかな印象のすずらん、お花が小さいのでブーケを作るとなるとかなりの数をワイヤリングしなければなりません。
(ワイヤリングとは花や茎にワイヤーを施すことで、花材を補強したり、丈を伸ばしたりします)
同じくホワイトスターもとても小さなお花なので、こちらもたくさんワイヤリングしました。

キャサリン妃のブーケはティアドロップの形ですが、シャワーブーケの様な感じにスズランが入っています。
シャワーブーケとは「幸せがシャワーの様に降り注ぐ」と言う意味があります。
とっても素敵ですよね!